「肩が張ってくると頭まで痛くなる…」
「仕事が忙しい日は肩こりと頭痛が同時にくる」
こうした悩みはとても多く、“肩こり×頭痛”はセットで起こる代表的な組み合わせです。
実際、当院に来院される患者さまでも、肩こりが強い方の多くが頭痛を併発しています。
では、なぜ肩こりと頭痛は同時に起こるのでしょうか?
今回は、その仕組みと整骨院でできる改善方法、そして自宅でできるケアまで分かりやすく解説します。

◆ 頭痛と肩こりが同時に起こる理由は?カギは「血流」と「神経」
① 首・肩の筋肉が硬くなると血流が低下する
肩こりとは、首や肩・肩甲骨周りの筋肉が緊張し、硬くなった状態のこと。
筋肉が硬くなると血管が圧迫され、
・酸素不足
・老廃物の蓄積
が起こり、痛みの信号が脳に送られやすくなります。
つまり、肩こりがひどいほど頭がズーンと重く感じやすくなり、
“緊張型頭痛” と呼ばれる頭痛が起こりやすくなるのです。
② 首に通る神経が刺激される
首の筋肉は頭の付け根近くまでつながっており、
その周辺には頭へと伸びる神経がたくさん走っています。
肩や首の筋肉がガチガチになると、
この神経にストレスがかかるため、
・後頭部の痛み
・こめかみの痛み
・頭全体の締めつけ感
といった頭痛を引き起こします。
③ 姿勢が悪いと首に“常に負担”がかかる
スマホ・パソコン作業が増え、
・猫背
・巻き肩
・ストレートネック
になる人が急増しています。
頭は約4〜6kgの重さがあるため、
前に傾けば傾くほど首への負担は増加。
この姿勢不良が長く続くと、
肩こり → 首こり → 緊張型頭痛
という流れが起こりやすくなるのです。
◆ 肩こりに伴う頭痛は大きく分けて2種類
① 緊張型頭痛(もっとも多いタイプ)
✔ 頭が締めつけられる
✔ 首・肩がガチガチ
✔ 長時間のデスクワーク後に出る
✔ 湯船に浸かると楽になる
筋肉の過緊張が原因のため、ここを改善すれば症状が軽くなりやすいタイプです。
② 片頭痛(血管が拡がりすぎるタイプ)
✔ ズキズキと脈を打つ痛み
✔ 吐き気があることも
✔ 光や音に敏感になる
✔ マッサージをすると悪化することがある
片頭痛は血管が拡張することで痛みが起こるため、
緊張型頭痛とはアプローチが異なります。
◆ 整骨院でできる“頭痛×肩こり”へのアプローチ
① 首・肩・肩甲骨の筋緊張をしっかり緩ませる
筋肉の硬さが原因の場合、
まずは固まった筋肉をゆるめ、血流を改善する必要があります。
・手技による筋緊張の緩和
・電気施術
・肩甲骨はがし
・ストレッチ
これらを組み合わせることで、首・肩の動きが改善し、頭痛が出にくい状態を作れます。
② 頭痛の“根本原因”である姿勢を整える
猫背や巻き肩がある限り、
いくら筋肉を緩めても症状は戻りやすくなります。
整骨院では
・骨格のバランス調整
・肋骨や背骨の可動域改善
・インナーマッスルの活性化
などを行い、首への負担がかかりにくい姿勢を作ります。
③ 再発予防のセルフケア指導
生活習慣が整うと、頭痛の再発率は大きく下がります。
患者さまの生活に合わせて、
・デスクワーク姿勢の工夫
・自宅ストレッチ
・呼吸改善(胸郭の動き改善)
などを指導します。
◆ 自宅でできる改善のコツ
① 1時間に1回は肩を動かす
じっと同じ姿勢が続くと筋肉は硬くなります。
肩を10回まわすだけでも血流が大きく改善します。
② 湯船に浸かって首肩を温める
緊張型頭痛は “温めること” で改善しやすいタイプ。
血流が回復し、筋肉の硬さが取れやすくなります。
③ スマホは顔の高さで見る
“うつむき姿勢”は首に負担が集中します。
ほんの少しの意識で頭痛予防につながります。
◆ まとめ
✔ 肩こりと頭痛は“血流低下”と“神経ストレス”が原因
✔ 姿勢不良(猫背・巻き肩・ストレートネック)が大きく関係
✔ 緊張型頭痛と片頭痛でケア方法は異なる
✔ 整骨院では筋肉・骨格・姿勢のトータルケアが可能
✔ 自宅ケアは「動かす・温める・姿勢を見直す」がポイント
肩こりと頭痛は、正しいアプローチで改善できます。
繰り返す頭痛に悩んでいる方は、無理せず一度ご相談ください。







