肩こりや腰痛、関節の痛みが出たとき、
まず湿布を貼ったり、痛み止めを飲んだりする方は多いと思います。
最初は「楽になった気がする」のに、
気づくと
「効かなくなってきた」
「貼ってもあまり変わらない」
と感じることはありませんか?
実はこれ、珍しいことではありません。
湿布や痛み止めが効かなくなるのには、きちんとした理由があります。
今回は整骨院の視点から、
その理由と、痛みを繰り返さないための考え方をお伝えします。

■ 湿布や痛み止めの役割とは?
まず知っておきたいのは、
湿布や痛み止めは 「痛みを抑えるための対処」 であって、
原因を治しているわけではない ということです。
湿布や痛み止めには、
・炎症を抑える
・痛みの感覚を和らげる
といった作用があります。
一時的に楽になるのは、
「痛みの信号を弱めている」からです。
しかし、
痛みを生み出している根本原因
(姿勢の崩れ・筋肉のアンバランス・骨格の歪みなど)
が残ったままだと、痛みは繰り返されます。
■ 理由①「原因が改善されていない」
湿布や薬で痛みが落ち着いても、
身体の使い方や姿勢が変わらなければ、
同じ場所に同じ負担がかかり続けます。
例えば、
・猫背のままデスクワーク
・反り腰のまま立ち仕事
・片側重心のクセ
こうした状態が続けば、
筋肉や関節は休まる暇がありません。
その結果、
湿布を貼っても追いつかなくなる 状態が起こります。
■ 理由②「身体が慣れてしまう」
痛み止めを使い続けると、
身体がその刺激に慣れてしまうことがあります。
これは、
「前より効きが悪い」
「量を増やさないと効かない気がする」
と感じる原因のひとつです。
同時に、
痛みを感じにくくなることで、
無理をしてしまう というリスクもあります。
痛みは本来、
「これ以上負担をかけないで」という身体からの警告です。
それを抑え続けると、
気づいたときには症状が悪化していることもあります。
■ 理由③「筋肉の硬さが慢性化している」
湿布は皮膚表面からのアプローチが中心です。
しかし、慢性的な肩こりや腰痛では、
深い部分の筋肉(インナーマッスル) が硬くなっていることが多く見られます。
この場合、
・表面は冷えて楽になる
・一時的にスッとする
と感じても、
根本の硬さには届いていないことがあります。
そのため、
「貼った直後はいいけど、すぐ戻る」
という状態になりやすいのです。
■ 理由④「血流が悪くなっている」
痛みが長引いている部位は、
血流が悪くなっているケースが多くあります。
血流が悪いと、
・湿布の成分が行き渡りにくい
・回復に必要な酸素や栄養が届かない
結果として、
回復力そのものが低下 してしまいます。
血流を改善しない限り、
湿布や薬の効果も感じにくくなります。
■ 理由⑤「痛みの本当の原因が別の場所にある」
「腰が痛い=腰が悪い」
「肩がこる=肩だけの問題」
と思われがちですが、
実際には違う場所が原因になっていることも多くあります。
例えば、
・骨盤の歪みが腰痛の原因
・首の硬さが肩こりを引き起こしている
・足の使い方が膝や腰に影響している
この場合、
痛い場所に湿布を貼っても、
根本には届いていません。
■ 湿布や痛み止めが悪いわけではない
誤解しないでいただきたいのは、
湿布や痛み止めが「悪い」というわけではありません。
急な痛みや炎症が強いときには、
上手に使うことで助けになる ケースもあります。
ただし、
・それだけに頼り続ける
・痛みがあるのに放置する
ことが問題なのです。
■ 整骨院での考え方とアプローチ
整骨院では、
・姿勢や骨格のチェック
・筋肉バランスの評価
・動きのクセの確認
を行い、
痛みの「本当の原因」を探します。
そして、
・骨格や関節の調整
・筋肉の緊張緩和
・血流改善
・日常動作のアドバイス
を通して、
湿布や薬に頼らなくてもいい身体 を目指します。
実際に、
「湿布を使わなくなった」
「痛み止めを飲まなくて済むようになった」
と感じる方も少なくありません。
■ まとめ
✔ 湿布や痛み止めは対処療法
✔ 原因が残ると効果を感じにくくなる
✔ 慣れや慢性化で効かなくなることもある
✔ 痛みの原因は別の場所にあることも多い
✔ 根本から整えることで痛みは変えられる
「前は効いていたのに…」と感じたら、
それは身体からのサインです。
その場しのぎではなく、
痛みを繰り返さない身体づくり を考えてみませんか?
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。







