鏡に映る姿が疲れて見える、背中が丸まって服が似合わなくなった…。
そんな経験はありませんか?
猫背は「姿勢の悪さ」という単なる見た目の問題ではなく、
体調の不調を引き起こす大きな原因でもあります。
今回は、猫背が与える“見た目”と“体の中”の二方面への悪影響を、整骨院のプロ目線でわかりやすく紹介します。

■ 猫背とは?まずは仕組みを簡単に解説
猫背は、
・頭が前に出る(ストレートネック)
・背中が丸まる(胸椎の後弯増強)
・肩が内巻きになる
など複合的な姿勢の乱れです。
現代ではスマホやパソコン時間の増加により、猫背は“現代病”ともいわれるほど増えています。
背骨は本来、S字カーブを描くことで衝撃を吸収していますが、猫背になるとこのカーブが崩れ、負担が一点に集中しやすくなります。
■ 猫背が引き起こす「見た目」への悪影響
① 老け見え・疲れ顔に見える
猫背になると、首が前に出て肩がすぼまり、胸が潰れる姿勢になります。
この姿勢は「自信がなさそう」「疲れている」「老けて見える」印象を強く与えます。
◆猫背が与えるマイナス印象
・自信がなさそうに見える
・暗い雰囲気に見える
・実年齢より上に見られる
・覇気がない印象になる
姿勢が良いだけで若々しさや清潔感が増すため、猫背を直すだけで“印象が劇的に変わる”方も多いです。
② スタイルが悪く見える
猫背は体のシルエットにも大きく影響します。
・肩幅が大きく見える
・お腹がポッコリ見える
・バストラインが下がる
・ヒップラインが崩れる
特に「お腹だけ出て見える」という方の多くは、姿勢の崩れが原因です。
猫背になると重心が前にずれ、骨盤が後ろに倒れやすく、お腹が前に押し出されるシルエットになります。
スタイルの問題を「年齢のせいかな?」と思っている方でも、姿勢改善で驚くほど変化することもあります。
③ 太って見える
背中が丸まり胸が落ち込むと、重心が下がった“ズドンとした体型”に見えてしまいます。
実際の体重は変わらなくても、猫背だけで“太って見える”のはよくあることです。
姿勢が整えば、自然と体が縦に伸び、首が長く見え、全体的にスッキリした印象になります。
■ 猫背が引き起こす「体調」への悪影響
猫背は見た目だけでなく、体の中でも多くのトラブルを起こします。
慢性痛の大きな原因にもなりやすい重要ポイントです。
① 首肩こりの慢性化
猫背になると頭が前に出て“頭の重さ(4〜6kg)”を首肩の筋肉が支えることになります。
その結果、
・首の筋肉が常に緊張
・肩がパンパンに張る
・頭痛が起きる
こういった症状は猫背姿勢の典型例です。
② 呼吸が浅くなる
背中が丸まり胸が潰れることで、肺がしっかり膨らまなくなります。
呼吸が浅くなると、
・疲れやすい
・集中力が落ちる
・自律神経が乱れやすくなる
といった悪影響につながるため、仕事のパフォーマンスが落ちる原因にもなります。
③ 腰痛の悪化
猫背は骨盤を後ろに倒すため、腰が丸まった状態が続きます。
この姿勢は“椎間板への負担が最大”になり、慢性腰痛の原因となります。
また、
・立ち上がる時に腰が痛い
・座っていると腰が重い
という症状も猫背に由来しているケースが非常に多いです。
④ 肩の可動域が狭くなる
肩が内巻きになることで肩甲骨が外に広がり、背中の筋肉(僧帽筋や菱形筋)がうまく働かなくなります。
その結果、
・腕が上がりにくい
・肩がゴリゴリ鳴る
・五十肩のリスクが上がる
といったトラブルにつながります。
⑤ 自律神経の乱れ
猫背姿勢は胸郭を締めつけ、横隔膜の動きが低下します。
呼吸が浅くなることで副交感神経が働きにくくなり、
・不安感
・イライラ
・胃腸の不調
・睡眠の質低下
など、体の内部にまで悪影響が広がります。
■ なぜ猫背になる?原因は“日常のクセ”
猫背は普段の習慣からゆっくり進行していきます。
✔ スマホを長時間見る
✔ デスクワークが多い
✔ ソファに深く座りがち
✔ 足をよく組む
✔ 運動不足
✔ 胸や背中の筋肉の硬さ
こうした積み重ねが、猫背を固定化してしまう大きな原因です。
■ 猫背を改善するには「骨格」と「筋肉」の両方が必須
猫背を治すためには、
① 背骨・骨盤の歪みを整える
② 硬い筋肉を緩める
③ 働いていない筋肉を活性化する
この3つがセットで必要です。
・背中が丸まっている
・肩が内巻き
・骨盤が後ろに倒れている
この全てを整えていくことで、自然と胸が開き、首の位置が戻り、呼吸が深くなります。
■ 整骨院でできる猫背改善アプローチ
● 骨格矯正
背骨・骨盤の位置を整え、姿勢が改善しやすい状態へ。
● 筋膜リリース
巻き肩の原因となる胸筋の硬さや、背中の筋膜の癒着を取り除く。
● 姿勢筋(インナーマッスル)の活性化
猫背の根本改善には、働いていない筋肉を目覚めさせることが重要。
● 自宅でのセルフケア指導
姿勢を維持するコツ、ストレッチ、座り方のアドバイスもセットで行います。
「猫背が治ったら肩こりが軽くなった」
「呼吸がしやすい」
「見た目が変わって若返ったと言われた」
といった声も多くいただきます。
■ まとめ:猫背は“見た目”も“体調”も変えてしまう
猫背の影響は、
・老け見え
・太って見える
・疲れ顔
・首肩こり
・腰痛
・呼吸の浅さ
・自律神経の乱れ
など、外側にも内側にも広く影響します。
しかし、姿勢は“変わる”ものです。
「最近猫背が気になる」
「肩こりが慢性化している」
「呼吸が浅く疲れやすい」
そんな方は、早めにケアすることで見た目も体調も大きく改善しやすくなります。







