天気が崩れる前になると、頭痛が出たり、古傷がうずいたり、腰や肩がじんわり重くなる…。
患者さんからもよく聞く“気象痛”。実はこれ、決して気のせいではありません。
人間の身体は、天気の変化にとても敏感です。
その理由の中心にあるのが 「気圧」 です。

気圧が下がると、体の中では何が起きている?
ポイントは 自律神経のバランス。
気圧が下がると、身体は外からの圧が弱くなるため、
血管が膨張しやすくなり、周囲の神経が刺激を受けやすくなります。
また、気圧の変化は三半規管(耳の奥にある平衡感覚の器官)にも影響し、
その情報が自律神経に伝わることで、以下のような反応が出やすくなります。
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頭痛
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首肩こり
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めまい
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古傷の痛み
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腰や関節の重だるさ
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気分の落ち込み
「雨の日は体が重い…」というのは、こうした仕組みによるものです。
なぜ天候に敏感な人が増えている?
現代人は、長時間のスマホ・パソコンにより
首周りの筋肉が常に緊張しやすい状態です。
耳の奥にある自律神経のセンサーが働きにくくなり、
少しの気圧変化でも身体が過剰に反応しやすい のが実情です。
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スマホ首
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呼吸が浅い
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猫背姿勢
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低気圧の時だけ症状が出る
これらは実はつながっています。
対策:自分でできる“気圧痛ケア”
① 首まわりの筋肉をゆるめる
胸鎖乳突筋・後頭下筋群を優しく伸ばすと効果的。
② 深呼吸で自律神経を整える
「4秒吸って、6秒吐く」だけでも副交感神経が働きやすくなり、頭痛や重だるさが軽減。
③ 耳まわりのマッサージ
三半規管への負担を軽減し、気圧の変化を受けにくくします。
④ 湯船にゆっくり浸かる
血行改善+自律神経が整いやすい。
施術でできること
整骨院では以下のアプローチが効果的です。
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首肩まわりの筋緊張をゆるめる
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自律神経の調整(筋膜リリース・手技)
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姿勢改善による首への負担軽減
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呼吸改善
「雨の日だけ調子が悪い」「台風前になると必ず痛む」
こうした症状は、原因を理解してケアすると大きく改善が見込めます。
まとめ
気象痛は“気のせい”ではなく、身体が気圧に反応して起こるものです。
天候による不調が続く場合は、我慢せず専門家に相談してください。
必要であれば、あなたの症状に合わせたセルフケアもお伝えします。







