肩のトレーニングやスポーツを頑張っている方に多いのが、インピンジメント症候群と呼ばれる症状です。
聞きなれない名前ですが、放っておくと肩の動きが制限され、痛みでトレーニングができなくなることもあります。
インピンジメント症候群とは?
肩を上げるときに、肩の骨(肩甲骨や上腕骨)と腱板(けんばん:肩のインナーマッスルの一部)がぶつかり合って炎症を起こす状態をいいます。「棘上筋」という筋肉に好発しやすいです。

主な症状
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腕を横や前に上げたときに肩が痛い
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夜寝ていると肩がうずく
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肩の可動域が狭くなった
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ボールを投げる、バーベルを上げると痛む
トレーニングで注意すべきポイント
インピンジメントは、筋トレやスポーツで肩を酷使することで起こりやすくなります。特に注意が必要なのは以下の動作です。
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ベンチプレスやショルダープレスで肩を深く下げすぎる
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腕立て伏せのフォームが崩れて肩がすくむ
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バレーボールや野球など、腕を繰り返し振り上げる動作
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猫背姿勢のままトレーニングを行う
予防・改善のポイント
✅ トレーニング前の肩・肩甲骨のストレッチ
✅ 胸を張り、正しいフォームを意識
✅ 無理な高重量より、軽めでコントロール重視
✅ 痛みがあるときは無理せず休む
✅ インナーマッスル(ローテーターカフ)を鍛えて安定性を高める
整骨院でできるケア
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姿勢改善の指導
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再発予防のためのストレッチ・トレーニング指導
まとめ
肩のトレーニングは正しく行えば効果的ですが、間違ったフォームや無理な負荷で「インピンジメント症候群」を引き起こすことがあります。
「肩を上げると痛い」「トレーニング中に違和感がある」そんな方は、早めのケアがおすすめです。
当院では、肩の痛みの改善からフォーム改善のアドバイスまでサポートしていますので、お気軽にご相談ください。







