日常生活の中で何気なくとっている「姿勢」。
実はその姿勢によって、腰にかかる負担は大きく変わることをご存じでしょうか?
腰痛は、椎間板ヘルニアやぎっくり腰などの急性症状にもつながるため、普段から「腰にやさしい姿勢」を心がけることがとても大切です。
今回は、代表的な姿勢ごとの腰への負担をわかりやすく解説します。
立っているとき(立位姿勢)
一見、自然で負担が少なそうに思える立位姿勢ですが、体重の約1.5倍の負担が腰にかかっています。
長時間立ち続けると、腰まわりの筋肉が緊張し続けてしまい、疲労がたまりやすくなります。
ポイント
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片脚に重心をかけすぎない
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足を肩幅に開き、骨盤をまっすぐに
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適度に歩いたりストレッチを挟む
座っているとき(座位姿勢)
実は、腰に最も負担がかかりやすいのが座位姿勢です。
イスに腰をかけるとき、腰にかかる圧力は立位の約1.5倍、さらに前かがみになると2倍以上になるといわれています。
ポイント
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背もたれに深く腰をかける
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骨盤を立てて、背筋をまっすぐに
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30分に一度は立ち上がる
前かがみ(前屈姿勢)
前かがみになると、上半身の重みがそのまま腰にかかり、立位の約2倍〜2.5倍もの負担になるとされています。
家事やデスクワークなどで、知らず知らずのうちに腰を酷使していることが多いです。
ポイント
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腰から曲げず、股関節を曲げる意識
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物を持つときは膝を曲げてしゃがむ
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作業台の高さを調整する
寝ているとき(臥位姿勢)
寝ているときは腰にかかる負担が最も少ない姿勢です。
ただし、合わない寝具や不自然な姿勢で寝ていると、腰の筋肉が緊張してしまうこともあります。
ポイント
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適度な硬さのマットレスを使用
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仰向けや横向きで、腰が反らない姿勢を意識
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寝返りを妨げない環境づくり
当院でできる腰へのケア
当院では、姿勢のチェックや骨盤・背骨のバランス調整を行い、腰にかかる負担を減らす施術を行っています。
慢性的な腰の違和感や、姿勢のクセが気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ
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座位や前かがみ姿勢は、腰に非常に大きな負担がかかる
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姿勢を意識するだけで、腰への負担を大幅に軽減できる
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不調が続く場合は、早めに専門家へ相談を
毎日の何気ない姿勢を見直すことが、腰痛予防の第一歩です。
日々の生活にちょっとした工夫を取り入れて、健康な腰を守っていきましょう!